こんにちは!
本日は、梵語について説明しようと思います。
密教においては、梵語は非常に大切な役割を果たしております。
普段、日本に住んでいる場合はなじみはないのですが、少しでも理解いただけると幸いです。
梵語とは何か?
梵語とは、古代のインドで使われていた言葉であり、サンスクリット語と言います。
仏教の経典はこのサンスクリット語で書かれています。
ご存じの方も多いと思いますが、仏教はもともと、インドで生まれ、お釈迦様が説いたものであり、つまり経典の原典もサンスクリット語で書かれています。
梵語の持っている力とは?
当方では、商品として「梵符(ぼんふ)」を販売しております。
実は、これも梵語で書かれており、梵語の経典に基づいた真言で入魂しています。
もともと、経典は梵語で書かれていたのにも関わらず、仏教がインドから中国に伝わり、その後に日本に入ってきたため、日本の経典の多くが、梵語ではなく漢文で書かれています。
実はこの翻訳される前の、原語の梵語で説かれた経典は、唐(現在の中国)で訳された漢文の経典より、はるかに強い力を持っています。
弘法大師様も、秘鍵の中で、
「真言(梵語)は不思議なり観誦(かんじゅ)すれば無明を除く一字に千(せん)理(り)を含み即(そく)身(しん)に法如(ほうにょ)を證(しょう)す」
と説いています。
この意味は、梵語は一字に千の意味が含まれているということであり、つまり、梵字一字に仏の悟りの理が、はかり知れなく入っているということです。
梵語で書かれた真言の大切さ
つまり、梵語で書かれた真言こそが、密教の重要な要素であり、これが全てであると言っても過言ではありません。
当方では、Youtubeに読経の動画を複数あげておりますが、全ての動画で真言や陀羅尼しか使っておりません。
今までの経験上、梵語にすさまじいパワーがあることがわかったので、ぜひ、それをみなさんにも感じていただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最近は、タトゥー等で梵語を体に入れている人なんかもいて、一種のファッションとしても認知されつつあります。
中々、現代の日本では梵語にはなじみがありませんが、少しでも知っていただければ幸いです。
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