こんにちは!
今回は、挫折というものが人生においていかに大切かを説明します。
挫折は、遅かれ早かれ、人生のどこかで経験するものです。
その時に、どう考え、対応していくかで、その後の人生も大きく変わってきます。
挫折は人を大きくする!
挫折は人生の上で最大の肥やしです。
挫折がなければ、人は大きくなれません。
よく私のところへ、会社が倒産してしまいどうしようもなくて困り果てているのですが…
と言う相談を受けますが、私の答えはただ一つです。
「それは良かった!」
なぜ良いなんて言うんですか!?
あなたはこのように思うかもしれません。
実は、どんな大手企業の社長さんや会長さんも、若い時には会社を立ち上げて一つや二つの倒産を経験しているのです。
いろいろな苦しい経験があるからこそ、大手会社の何万人の社員をかかえる社長になれるのです。
もし、18才の何も知らない少年に、大手会社の社長をさせたら、おそらく数か月ももたないで倒産してしまうでしょう。
挫折は、人間にとって大きな財産であり肥やしなのです。
東大を受験したAさんとBさんの話
例えば、AさんとBさんが東大を受験したとします。
その結果、Aさんが合格し、Bさんが不合格になったとします。
その後、Bさんは一年浪人して二年目にして東大に合格し、一年遅れて東大を卒業します。
二人の入った会社はZ会社で、月日がたち、二人とも60歳を迎えた時、二人の知り合いの子供のC君が、東大を受験して、不合格になってしまいました。
この時のAさんとBさんのコメントが、おそらく大きく違ってくるでしょう。
一度で合格したAさんはC君に対し、
「何を勉強していたのだ!さぼっているから落ちるのだ!!」
と言うようなコメントをすると思います。
なぜかというと、自分が大学受験で落ちた経験がないので、落ちたC君の気持ちがわからないのです。
そして、一度不合格を経験したBさんはC君に対し、
「人生は一年や二年で決まるものではない、本当に東大に行きたいならばもう一度、120%の力で勉強してチャレンジするのがいいよ。自分の実力以上を出して不合格ならあきらめもつくんじゃないかな」
というコメントをすると思います。
さて、このAさんとBさんのアドバイスを聞いて、C君はどちらについていくと思いますか?
はい。もちろんBさんだと思います。
一度落ちて挫折を経験することにより、Bさんの方が人間としての器が大きくなっているのです。
挫折をすることが悪いことではなく、どう対応するかが大切!
挫折をすることは悪いことではない、ということがわかっていただけたと思います。
問題は、挫折した時に、どう対応して、立ち直るかどうかという点が非常に大切です。
目先のことばかりではなく、自分の人生というものを、長い目で見るという感覚を身につけましょう!
そうすれば、人間としての器が大きくなっていき、その後の人生も好転していくことになるでしょう。
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