こんにちは!
今回は、禊祓いについて話していこうと思います。
禊祓い(みそぎばらい)とは何か?
禊祓い(みそぎばらい)というと、一般的には滝行(たきぎょう)が有名です。
よく、滝の下でふんどし一枚で、冷たい水に打たれながら手を合わせているのを、テレビなどで見たことがあると思います。
しかし、必ずしも滝行だけというわけではありません。
神輿を担いだまま、海に入って禊祓いをする神社もありますし、インドなどではガンジス川へ入って禊祓いをします。
共通しているのは、基本的に水で災いを流して祓うというところです。
禊祓いは冷水でなくてはダメ!?
私が若かったころに、自宅で行を積むとき、お風呂にきれいな水を入れて、加持祈祷をしてから、その水を桶に汲んで、肩から流して禊祓いをしてから仏前の行を行っていました。
ただ、これは冬場はかなり厳しいです。
かなり気合を入れてやらないと耐えられないですし、逆に夏場は、とても気持ちのいい感じになっていました。
そこでふと思ったのです。
「これって冷たい水でやる必要がなく、温かくても大丈夫なのでは?」と。
そこで、お風呂のシャワーの元に水を清水にする護符を貼ってから、真言を唱えながら祓ってみたところ、なんとシャワーのお湯でも祓えることがわかりました。
もともと冷たい水でやる必要はないのです。
なぜ、祓いが必要なのか?
ではそもそもなぜ、禊祓いは必要なのでしょうか?
普通の人は中々感じられないのですが、人間は日々の生活の中で、さまざまな恨みや妬みなどをたくさん受けています。
そして、その恨みや妬みがより強大になると、生霊になってしまい、受けた人の体調などに悪影響を及ぼします。
これはかなり昔の話になりますが、私がある知人から神々の霊符を3000符くらいいただいたことがあるのですが、このうちの半分ほどの霊符が、怨み除けの符であったことに驚いたことがあります。
もちろん、他にも金神の祓いや病気平癒の符、魔除の符など色々あったのですが、半分くらいは怨み除け関係の符でした。
先代の方たちも、それだけ恨みや妬みの生霊に悩まされていたということでしょうね。
境界トラブルから怨みに発展した事例
私が鑑定した方の中で、多くの方が人の怨みや妬みを受けて、病気やけがをする方は非常に多いです。
以前、ある家族が、次々と病気やけがに悩まされ相談にいらしたことがありました。
実際に霊視をして視てみると、とても強い生霊が来ていました。
尋常ではない念が来ていたので、普通の人からの怨みではないと思っていたのですが、祓っても祓っても一向に念が止まないため、仕方なく、不動明王の怨み返しを、家の八方に貼りました。
すると、1週間後に、隣人のお婆さんが、口から泡を吹いて、救急車で病院に運ばれました。
後からわかったことですが、なんと隣のお婆さんが自宅に壇を築き、呪詛をかけていたのです。
理由を、依頼主に聞き込んだ結果、以前、土地の境界をめぐって隣人とトラブルを起こしていたとのことでした。
改めて、人の怨みの強さに驚かされます。
日々、人からの怨みを受けないような生活が必要になってくるでしょう。
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