こんにちは!
今回は占いと密教の違いについて解説していきます。
よく占いと密教のような宗教を一緒にしている方がいらっしゃいますが、全くの別のものです。
占いは歴史がある?
あなたは、朝の血液型占いや星座占いを見たことはありますか?
多くの方は、「見たことあります!」と答えるのではないかと思います。
現代の日本において、占いは一般人にも大きく広がっていて、手軽にやるイメージがあります。
しかし、占いの歴史はかなり古く、もともとは中国の儒教に基づく易学において説かれていたものです。大体紀元前1000年くらいからあります。
また日本では、インチキであるとイメージも付きまとっています。
ただ、これは、テレビの影響というか、よく占い師が変な格好で登場したりしているので仕方がないです。
実は占いは、易学というしっかりとした学問分野であり、怪しいものではないです。
手相や人相、家相、姓名判断もほぼすべての占いは、源流は一緒で、中国の数千年の歴史の中で蓄えてきた統計学です。
例えば、手相で言うと、こんな手相の人は、このような人生を歩んだ、こんな手相の人は、仕事ではうまくいった、といったデータを、何千年もかけて、脈々と集めてきた集大成が手相占いです。
人相学でも同じです。このような顔の人は、どういう性格であるとか、運気があるとか、といったこれも膨大なデータなのです。
ある意味、現代の科学信仰よりもはるかに歴史がある文化ですね。
よく、占いで当たったと喜ぶ人がいますが、これはある意味当たり前とというか、今までの歴史を考えてみたら当然とも言えるでしょう。
占いと密教や他の仏教とかと混同されがち?
占いと仏教はよくごっちゃにされてしまうことが多いです。
これには理由がありまして、両方ともはっきりとした形で、見えているものではないからです。
占いも、なぜそれが当たるのか、根拠になる部分を明確に説明できません。
家相で、このような家に住んでいる人は、仕事がうまくいく、家庭がうまくいく、といったことは言えても、なぜそうなるのかが説明できません。
仏教も仏様の教えが根底にあり、仏様は目に見えないものであり、説明が難しいです。
これがよく混同されてしまう理由です。
しかし、占いと仏教は明確に違うことを理解しましょう。
・占いは中国の儒教の教えの易(えき)学から派生したもの
・仏教はインドから中国を経て、日本に伝わってきた宗教
と覚えておきましょう!
占いと密教の明確な違い
占いと密教は、そもそもの成り立ちが全く違うというのは、前の項目でお伝えしましたが、
もう一点、明確な違いがあります。
それは、占いは、”あなたがこれからどうなるか?”というところに着目しているのですが、密教の場合は、”あなたがこれからどうなりたいのか?”というところに着目しています。
これは、私が密教に興味を持った一番の理由であります。
占いは、あなたが今後進むべき道を示していないのに対して、密教は、あなたがどうなりたいかという今後進むべき道まで示して、そこに到達するために仏様から力をもらうのです。
はっきり言って今の現代人は、今後どうなるかなんてことが知りたいわけではなく、どのように進めばよいかわからなくて、救いを求めている人が多いと思います。
そういった人を道を示して救うというのが、密教の役割であり、使命であると考えています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
専門的なことはあまり書かずに、全然わからない人向けに説明しましたが、これだけ知っていれば十分です。
もし詳しく知りたい方は、文献等の量も半端ではないので、調べてみるといいと思います。
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